春の養生法 -肝臓をいたわる生活-
立春もすぎ梅が咲きました
ようやく寒い冬が終わりほっとします。
私は以前より、東洋医学にも関心があり漢方の先生のところへもセカンドオピニオンを得るために通っています。
通常の病院とは違い、何を食べてたらいいか、どう生活したらいいか養生法についてアドバイスが得られるのでありがたいです。
春は、東洋医学では肝(※)の弱い人には注意する季節だそうで肝とつながっているとされる目や、筋肉の働きにも影響しやすいのだそうです。
(※東洋医学ではしばしば肝臓と呼ばずに肝とだけ言います。前から不思議に思っていましたが、調べると身体の気の流れを調整する働きを持ったものとして肝というそうです。また先生にも伺いたいと思います。)
私は花粉症で目がとても熱くかゆくなりやすく、春先はぎっくり腰や、足がつりやすかったりします。
漢方の先生からいただいたアドバイス
・春は、冬の間にため込んだものを出す季節なので、少し苦味のある春の野菜・果物を取るように。例えば菜の花・春菊・八朔とか。
・少し酸味があるものを取ると肝にはいい。(キモに苦味のあるサンマに、レモンの組み合わせ)
・甘いお菓子は控えめに。(私は大の甘党なのでこれは辛いです。最初漢方の先生に行った時、まず食事日記をつけてと言われ、お菓子が多い!とびっくりされたのでした。)
・体をゆっくり動かして発散させるように。
・怒りは肝臓によくない。
・疲れ過ぎて、肝臓が張る感じがして眠れない時は、肝臓を湯たんぽとかで少し温めるといい。
(レンジでゆたぽんで温度調節して温めて、肝臓や、お腹の上に置きます。スーッと眠れます)
養生法は昔から説かれてきた
養生関係の本は
貝原益軒の「養生訓」からして
たくさんありますね。
古典の一覧を紹介しているサイトもありました。
研医会図書館 2013年 科学技術週間 展示会 「食養生の本」 展示リスト
http://ken-i-kai.org/homepage/index1304tenji.html
気になったのは
江戸時代の、劇作家・山東京山の「養生手引草」です(以下写真)。
養生書は、医者が書いたものが多い中で異色ではないでしょうか。
臓器の絵がゆるくて、絵だけ見ていても楽しい。癇癪を起こしているのでしょうか。
「養生手引草」国会図書館デジタル
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2541274
いろいろ大体読んでみると、
何事も過ぎてはダメだということです。
現在の体調、食べられるものを考えつつ
ご自身で過ごし方を楽しんで研究してみてください。
次回は、養生食レシピにトライしてみたいと思います!
今回ご紹介した、レンジでゆたぽん。現代の湯たんぽですね。
ある程度繰り返し使用できるので便利です。
リラックマカバー付きがアマゾンにありました。